机の上にカーネーションの一輪挿しかおるのに気がついた

2012.03.23

話す内容を、前もって頭の中で少し整理しておこうと思ったからだ。そう、ぼくとて、それなりに努力しようとする気持ちはあるのだ。患者は八十七歳のおじいさん。慢性の心不全に肺炎を併発していた。現在のところ小康状態を保っており、今日明日いきなり危ないというわけではない。しかし、なにしろ高齢ゆえ完全に治り、元気になって退院できる可能性は低かった。「はてさて、どう説明したものか。しかしまあ、もう九十近いしな。け
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UTM一台であらゆる危険をシャットアウト

2012.04.17

インターネットをしていると、さまざまな危険もあります。ウィルスやワームはもちろん、不正アクセスやスパム、最近ではフィッシングも横行しています。私も自宅のパソコンの対策をしようと、セキュリティソフト関連の口コミサイトを覗いたことがありますが、よけい混乱してしまいました。「ウィルス対策にはこのソフトがいい。けれど、ワーム対策はこれでは不十分なので別のソフトをお勧め」などと、複数のソフトを導入しなければ
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全国的なブームとして大衆化するきっかけ

2012.02.18

全国的なブームとして大衆化するきっかけのひとつが、一九八五年八月、NHKが放映した「TVインディーズの襲来〜解き放たれたサウンド〜」だ。まだデビュー前後でしかないラフィン・ノーズ、有頂天など、インディーズの人気バンドを多数取材したドキュメンタリー番組である。この番組は、当時の若者にどんな影響を与えたのか。「それにしても、何でこの番組がそんなに衝撃的だったんだろうか……。答は簡単。とにかく、むちゃく
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急性前骨髄性白血病の四十一歳の女性

2012.02.08

私が内科に勤めていた時、急性前骨髄性白血病の四十一歳の女性が、入ってきました。家族は、同い年の夫と五歳の一人息子。幸い不妊の期間を経て生まれた子供だったそうですから、望みのお子さんを得て、ご夫婦は本当に幸せな日々を過ごしていたのでしょう。入院時彼女には、自覚症状は皆無。受診のきっかけは、職場の検診で血液データの異常を指摘されたことでした。最新のデータでは、白血球は異常な増加を示し、明らかに白血病の
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本物を識別する広い視野と教養が求められる

2012.02.06

生き物であるがゆえに、ある面は時代とともに変化します。この二十年間だけをとっても、以前には名称すらなかったような疾患がたくさん現れましたし、同じ病名であっても、その実態はずいぶん変わりました。また、医療に対する考え方や、人々の意識も大きく変わりました。その程度は、私自身こんなに変化が起こりうるとは予想もしなかったほどです。しかし反面、人間の本性に関わるような側面は、時代の変化にもかかわらず、そうそ
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