詳しくリサーチを行った結果、韓国やフィリピン、中国などから部品を調達し、しかも注文を受けてから生産を行う「カンバン方式」ならば低コストで製品化できることがわかった。そして、高級感を出すために表面をおおう人工皮革のクッションカバーだけは日本のメーカーから採用し、いよいよ製品化に踏み切るのである。発売すると同時に、当初在庫しておいた3000台はあっという間に売り切れ、その後も注文の電話が鳴り止まないほどの売れ行きをみせるのだ。これに気をよくしたメーカーではユーザー別に商品開発を行ってさらに女性用や中高年用などを開発、売り上げを伸ばすのである。また、新機種では揉み機能を充実させるために揉み球がより体に当たりやすくなるように表面への突出具合などの改良を加えている。ピーイスが成功したのは消費者の意見を不可能な要求と思わず、低コスト化を突き進めたことにあるのである。