企業は、これらのシートを郵便あるいはファクスで受け付け、記入されている情報をもとに学生の選抜に入る。資料請求葉書とは異なり、エントリーカード及びエントリーシートは採用担当者が入念に検分し、学生の選別を行なう。この段階で選抜された集団には、会社説明会や面接の日程が通知される。採用担当者の多くが、このエントリーカードを読むために相当の時間を費やすという。個々の学生のエントリーシートは、その後も保存され、面接の際にも参考資料とされる。学生のほうも自分がシートに記述した内容を忘れないように、コピーして保存しておく者が多い。採用担当者に好印象を与えるような志望動機を書くためには、業界研究と個々の企業研究が必要であり、企業の募集する職種内容などをしっかりと調べていなければならない。自己PRを書くためにも、自分の能力と資質を的確に把握しておくことが要請される。しかし一方、紙一枚に書かれた情報から、採用担当者がどこまで学生を識別できるのかは疑問である。どのような試験でもそうであるが、上位一割程度、下位一割程度は、おのずとその差異があらわれてくるため分別することが比較的容易である。しかし、残りの中間部分をさらに細かく差別化することは困難である。エントリーシートのみならず、面接についても同様のことがいえる。
[参考]
マスコミの就職に有利な大学