毛嚢の嚢とは

2011.03.31

毛嚢の嚢とは袋とか包みとかいう意味で、皮膚の真皮内で毛根を包み、毛の栄養をつかさどる袋という意味です。毛包とも呼ばれています。毛嚢は、内側がヒ皮性(内毛根鞘・外毛根鞘)、外側が結合組織性の成分でつくられています。毛嚢は皮膚の表面に対して斜めに位置し、頭皮に漏斗状に開いています。また、脂腺孔がかならず存在しているということも注目してください。皮脂は脱毛のいちばんの増悪因子でもあるからです。さて、成長期の毛嚢下部はふくらんで球状の毛球となり、毛球の中央部は下方から栄養をとりこんだ毛乳頭と呼ばれる血管に富んだ組織になっています。この毛乳頭に接する毛球の部分が毛母で、細胞分裂をくりかえして毛を発生させます。毛母には髪の色のもとになる黒色の色素を製造する細胞・メラノサイトが分布し、この増殖が育毛に随伴します。
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