牽牛と織女の伝説

2011.04.18

夜空の星七夕は、願いがかなうとされるお祭りです。七夕は、もともとは中国の伝説と日本の神話が結びついて生まれたものです。ひとつは牽牛星と織女星の星伝説で、愛し合っていた牽牛と織女が引き離され、七月七日の夜、年に一度だけ天の川にかかる橋で会うことができるというもの。日本では、牽牛は彦星、織女は織姫としておなじみです。もうひとつは日本の『古事記』に見られる「棚機女」の神話です。棚機女とは、神様のために水辺で美しい織物を織り、棚に供えて神が天から降りるのを待つ乙女のこと。神様と一夜結ばれてけがれを払い、村の災厄を除くとされます。もともと中国では、星伝説にちなんで七月七日に、裁縫や詩歌管弦などの上達を祈願する「乞巧寞」という儀式が行われていました。「乞巧」は技や芸が巧みになるよう願うこと、「奨」は祭るという意味があります。織女が機織りをすることや、牽牛・織女の願いがかなう日にあやかっての行事でした。
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