FX独特のテクニックで自動売買

2011.06.16

最近、株の世界で「自動売買」という言葉が非常に人気になっています。一部のネット系証券会社で「逆指値」や「Uターン取引」などの手法が使えるようになったためです。忙しくて株価をチェックできないときに、値段が急落しても自動でロスカット(損切り)をしてくれたり、株が一定以上に上がって動意づいたら買い注文を出してくれたりするのだから便利です。これらの手法はまさに革命的なもので、忙しい人の強い味方です。そして、私がいちばんこれらの手法を評価する点は、「なかなか損切りできない」という人間の心理的な弱さを補ってくれることです。人間は株価が下がって損が出ても、「これだけ下がったのだからもう少ししたら上がるだろう」と楽観視してガマンしたり、「こんなに損しているのにいま売ったら損が確定してしまうから売りたくない」という損失回避心理が働くために、損切りがなかなかできないのです。もし「10%株価が下がればロスカットする」というルールを決めて、それを自動的に行なっていれば、バブルが崩壊したときであっても、早い時期に株価が高いうちに売り抜け、大きな利益を確定させることができたことでしょう。そうした「自動売買」の手法は、株では一部の証券会社でしかまだ使えません。また、そうした注文については若干手数料を高く設定している会社もあるようです。しかし、そもそも自動売買の手法はFXのほうが本場なのです。FXではほとんどすべての会社で逆指値などの手法は基本的な注文条件として使えます。また、だからといって手数料が高いということもとくにありません。FXには、そのほかにもFX独特の便利な売買テクニックがいろいろとあります。たとえば1ドル=110円のときに、できるだけ安く買いたいので1ドル=105円で注文を出したとします。そして、105円で買えればその後107円で利益確定の売りを出したいとします。しかし、1ドル=110円が105円に下がってくれて、注文が約定(売買成立)するのはいつになるかわかりません。夜中かもしれないし、来週かもしれないのです。そして、約定を確認したならば、できるだけ早く107円で売りの決済注文を出さなければなりません。そんなときでも、FXのIFD注文(イフダン、もし約定したらという意味)なら、105円で約定できればそのときすぐに自動的に107円で売りの決済注文を出してくれるので、注文の約定を絶えずチェックする必要がありません。