豊胸材を入れることを選択

2011.03.31

100万人から200万人の女性に入れた豊胸材で30年の実績があった。これが最初の段階で豊胸材が法の適用を免除された理由だった。私達は豊胸材を入れた大多数の女性が満足していることを知っていた。すでに記したように、約5%の女性に豊胸材の破れが起こり、取り替える必要があったことを知っていたし、もっと多くの女性達で(必ずしも、豊胸材に不満足というわけではないが)、バストが固くなったことも知っていた。数件の研究から豊胸材が癌の原因になるかもしれないというそれまでの心配はおそらく根拠がないことも知っていた。そして最後に、豊胸材が結合組織病の原因になったという事例報告があったことも知っていたが、不適切な研究だった。たとえ結合組織病と関連があったとしてもめったにあることではないと、30年の実績が示していた。だから私達が当時抱いた感情は、危険の頻度と重大さに上限があるいう強い安心感だった。豊胸材によって受ける利益の大きさを客観的に評価するのはむずかしい。危険より利益の方が評価がずっとむずかしい。個々の女性にとって利益は全く主観的で個人的な問題であるからだ。おそらくたいていの女性はどんなに危険が少なくても、豊胸または乳癌手術後の再建のために豊胸材を選択しないだろう。しかし、豊胸材を入れることを選択した多くの女性にとっては、問題は別だった。理由は何であれ、彼女達は実質的利益を期待した。そうでなければ、不愉快で、時として高価な手術を受ける気にはならなかったろう。ワイスを議長とする委員会で証言した一人の女性はバストができたおかげで乳癌の心の傷から解放されましたと言った。豊胸の目的で豊胸術を受けた多くの女性達も同様に感激した。ある女性は雑誌「レッドブック」に手術を受けてわくわくしています。太りすぎだったわけではないけど、前はお尻が重い感じでした。今やっとプロポーシヨンのバランスがよくなりましたと述べた。ゲスラーの考えは、豊胸材を美容目的で用いた場合の利益はわずかだから、危険があってはならない、というものだった。
(参考)
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